今年最後の、豊平川での花火大会が行われた。
夜になっても「暑い」日が続いているこんな年こそ、花火見物にはもってこい。
朝、出がけの夫に「花火見に行きたいから、夜会社に迎えに行くね」と言うと、「いいよ」という返事だった。
ほんとなら、地下鉄で打ち上げ地点近くの橋まで出向くってのが、正しい見物なんだろうけど、あの人込みを考えるとその気にはなれない。
夫に、楽に見物できる「どこか」に連れて行ってもらおう。
そんな安易な考えでいた。

7時45分開始というのに、家を出たのは7時過ぎで、花火大会恒例の渋滞にはまってしまい、札幌駅北口の夫の勤め先に着いた時には、もう花火大会は始まっていた。
会社前に着いてから、ややしばらく待たされて、現れた夫はカバンを持たず、携帯と財布だけ持っていた。
まだ仕事が終らず、あとでまた戻らなければならないという。
待たされたことと、一緒に帰れない(帰りも渋滞の中自分で運転しなくちゃいけない)ことに不満を言うと、夫も十分不機嫌だった。
「あーやめときゃ良かった」って後悔の気持ちが湧き上がって来たが、夫になんとかしてもらうことしか頭になかった私は、とにかく連れてってもらわなきゃ見れないわけで。

夫は、打ち上げ地点近くに行く道路はどこも渋滞だろうということで、あえて逆の東に向かって車を走らせた。
「えーーまじでーー?こっちに行って見れるの?」と夫の判断を疑いつつも、ビルの谷間に見え隠れする花火に心奪われる。
夫は、渋滞を避け、最短距離で打ち上げ地点からはやや離れた豊平橋付近に車を停めた。
(決して住宅街ではなく、閑散としたオフィス街の一角です)
豊平橋から西は、交通規制で、こんなに橋には近づけない。
こういう場所を見つけ、うまく停める・・・これこそが、必要とした夫の力だった(笑)

かくして、なかなかグッドなスポットで、大勢の見物客に混じって、念願の花火を見ることができた。
何年ぶりかの豊平川花火の見物だった。
そうかー。豊平橋でも、こんなに見えるんだなぁと、自分の無知っぷりに今更呆れたりもして。
でかいスポンサーの花火大会はやっぱり違うなぁ、来てよかったなぁと、大満足だった。

が。いよいよフィナーレの連続打ち上げか?という時間になったとき、「時間切れだ」という夫の非常な声。
後ろ髪を引かれる思いでその場を後にした。
車中でも時々見える大輪の花火にかじりついていた・・・

帰りとは逆方向の夫の仕事先まで戻り、まじで「どうやって帰ろうか」と悩んだ。
普通は、今までいた豊平橋を通って帰るんだけど、あの見物客がみんな帰路につくんだもん、大渋滞だ・・・。
なので、打ち上げ地点を今度は上流側(西側)から大きく迂回して帰ることに。
中心部を離れるまでは混んでいたけど、狙いどおり、ひどい渋滞に巻き込まれずに帰れた。

まあ、最後まで見られなかったことは残念だったけど、仕事を中断して連れて行ってくれた夫には一応感謝である。
でも、車で行こうなんて横着なこと考えなければ、もっと近くで、夫を巻き込まずに見れたんだよね。
来年はそうしようかな。

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