ある失敗
2003年11月25日私たちの仕事には、契約をもらうというほかに、既契約者からの
要望に応える「保全」という仕事がある。
給付金の請求やら、「解約したい」という申し出やら内容は様々。
職員ごとに既契約者は何十人かづつ割り当てられているので、
いつ何時、自分の担当のお客様から電話がかかってくるか
わからない。
先日、そんな電話が私にも1件あった。
さっそく、記入して返送してもらう書類と、返信用封筒に切手を
貼ったものをそのお客様宛てに送った。
今日、夕方、営業所に戻ったら、そのお客様からの返信封筒が
私の机に載っていた。
ああ、届いたのね・・・と手に取って、大変なことに気付いた。
その封筒には、「郵便料金不足のお知らせ」が貼ってあったのだ。
定形の封筒で、中身も軽い。ああ、しかし。
貼ってあったのは50円切手!!それを貼ったのは私!!
こともあろうに、返信用の封筒のみならず、お客様宛ての封筒にも
何のギモンも持たずに、50円切手を貼ったのだということに、
そのとき初めて気がついたのであった。
てことは、こちらから送った時、お客様に不足分を払わせたぁ???
うそでしょ。
バカすぎる。
オーマイガッ。
で済ませられないってば。ガクガク。
指示を仰ごうにも支部長は不在。
気を落ち着けて、まず
お宅に電話してみたが、50代男性の契約者ご本人は、まだ帰宅
しておらず、今回の保全請求について、ご家族に話すわけには
いかないので、帰宅時間を聞き、もう一度掛け直すことにした。
とりあえず、本社便の最終に間に合わせるべく、請求のあった
手続きに全力投球!!ゼイゼイ。
帰宅時間が大幅に遅くなった。
7時半頃には帰宅するはずなので、8時ごろなら大丈夫ですと、
ご家族は言っていた。
それまでの時間。
一体こんなおバカなミスをどう謝ればいいの?
お客さまはきっと呆れかえったんだろうなー。
まさか私個人では済まず、会社へのクレームになったりしないよね?
などなど。
ここしばらく味わったことのない重苦しい時間を過すことになった。
8時になって、電話すると、またもやご家族が出て、「入浴中です」。
時間を置いてもう一度電話し、やっとご本人と話すことができた。
事情(というか事象)を話し、ご迷惑をお掛けしましたと平謝り。
すると、お客様は「そうだったのー?全然気がつかなかったし、家の
者も何も言ってなかったよ」と。
それどころか、「切手なんて貼ってたっけ?スタンプ(料金後納の)
かと思ってたよ」と。
え・・・?
それはまぁ助かったけど、じゃあ、こんなことで夜にまで電話して、
ウザイやつじゃん私って・・・とますます小さくなりながら、
早々に電話を切ろうと思ったところ、
「ところでさ。今僕、○○生命のに入ってるんだけど、月々○万なん
だよねー。もうちょっと安くなるような、いい保険ない?」
そういえば、このお客様は、うちの貯蓄系の商品に入っている方で、
定期付終身に関しては他社商品だった。
確かに、このようなお客様には、積極的に営業するようにと、一応は
教育されていたけど、実践しようとは思ってなかった。
だって、どうせ断られるだろうし。ってね。
はっと我に返り、メモを取る。
今の保障の内容を分かる範囲で知らせてくれている。
「あの、一度、その証券を見せて頂いてからご提案させて頂けますか?」
「あーそうだね・・・」
てな具合で、今週中に1回目のアポを取り付けた。
担当職域で、なんぼ飴を配ったところで、保険のホの字の話もさせて
もらえないっていうのが、普段の私達の現実だ。
それがお客様の方から「なんかいいのない?」って聞いてもらえた・・・
こんなこともあるのである。
何より、電話する前のどん底の気分から、あのお客様は私を救い出して
くれたのだ!
生きててよかった。
50円切手貼ってよかった。←言い過ぎ(笑)
てまだ、契約頂いたわけじゃないですが(汗)
要望に応える「保全」という仕事がある。
給付金の請求やら、「解約したい」という申し出やら内容は様々。
職員ごとに既契約者は何十人かづつ割り当てられているので、
いつ何時、自分の担当のお客様から電話がかかってくるか
わからない。
先日、そんな電話が私にも1件あった。
さっそく、記入して返送してもらう書類と、返信用封筒に切手を
貼ったものをそのお客様宛てに送った。
今日、夕方、営業所に戻ったら、そのお客様からの返信封筒が
私の机に載っていた。
ああ、届いたのね・・・と手に取って、大変なことに気付いた。
その封筒には、「郵便料金不足のお知らせ」が貼ってあったのだ。
定形の封筒で、中身も軽い。ああ、しかし。
貼ってあったのは50円切手!!それを貼ったのは私!!
こともあろうに、返信用の封筒のみならず、お客様宛ての封筒にも
何のギモンも持たずに、50円切手を貼ったのだということに、
そのとき初めて気がついたのであった。
てことは、こちらから送った時、お客様に不足分を払わせたぁ???
うそでしょ。
バカすぎる。
オーマイガッ。
で済ませられないってば。ガクガク。
指示を仰ごうにも支部長は不在。
気を落ち着けて、まず
お宅に電話してみたが、50代男性の契約者ご本人は、まだ帰宅
しておらず、今回の保全請求について、ご家族に話すわけには
いかないので、帰宅時間を聞き、もう一度掛け直すことにした。
とりあえず、本社便の最終に間に合わせるべく、請求のあった
手続きに全力投球!!ゼイゼイ。
帰宅時間が大幅に遅くなった。
7時半頃には帰宅するはずなので、8時ごろなら大丈夫ですと、
ご家族は言っていた。
それまでの時間。
一体こんなおバカなミスをどう謝ればいいの?
お客さまはきっと呆れかえったんだろうなー。
まさか私個人では済まず、会社へのクレームになったりしないよね?
などなど。
ここしばらく味わったことのない重苦しい時間を過すことになった。
8時になって、電話すると、またもやご家族が出て、「入浴中です」。
時間を置いてもう一度電話し、やっとご本人と話すことができた。
事情(というか事象)を話し、ご迷惑をお掛けしましたと平謝り。
すると、お客様は「そうだったのー?全然気がつかなかったし、家の
者も何も言ってなかったよ」と。
それどころか、「切手なんて貼ってたっけ?スタンプ(料金後納の)
かと思ってたよ」と。
え・・・?
それはまぁ助かったけど、じゃあ、こんなことで夜にまで電話して、
ウザイやつじゃん私って・・・とますます小さくなりながら、
早々に電話を切ろうと思ったところ、
「ところでさ。今僕、○○生命のに入ってるんだけど、月々○万なん
だよねー。もうちょっと安くなるような、いい保険ない?」
そういえば、このお客様は、うちの貯蓄系の商品に入っている方で、
定期付終身に関しては他社商品だった。
確かに、このようなお客様には、積極的に営業するようにと、一応は
教育されていたけど、実践しようとは思ってなかった。
だって、どうせ断られるだろうし。ってね。
はっと我に返り、メモを取る。
今の保障の内容を分かる範囲で知らせてくれている。
「あの、一度、その証券を見せて頂いてからご提案させて頂けますか?」
「あーそうだね・・・」
てな具合で、今週中に1回目のアポを取り付けた。
担当職域で、なんぼ飴を配ったところで、保険のホの字の話もさせて
もらえないっていうのが、普段の私達の現実だ。
それがお客様の方から「なんかいいのない?」って聞いてもらえた・・・
こんなこともあるのである。
何より、電話する前のどん底の気分から、あのお客様は私を救い出して
くれたのだ!
生きててよかった。
50円切手貼ってよかった。←言い過ぎ(笑)
てまだ、契約頂いたわけじゃないですが(汗)
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