森の中

2003年9月22日
締め切り日前のキツイ朝礼。
毎度のことだけど、もう、いるだけで嫌になる。
全体の朝礼もさることながら、その後支部(営業所内のグループ)に
分かれてのミーティングがかなり苦痛。
だって、私は、上司(保険薦めれば発言の人)とふたりきりだから。
もともと、このグループは人が少ない。私のほかのメンバーは3人。
その人たちも、「育成層」と呼ばれる、入って、1年目までの人で、
みなまだ研修センターに行っている。
研修センターは、街中にあり、出退勤の時間が厳しいので、私達のように、
主婦の立場でこの仕事に入った人は、「本来は研修センターだけど、
営業所勤務にさせてあげる」ってことを、最初から約束してもらっていた。
通勤は楽だが、この営業所勤務も今となっては、良かったのか?

というわけで、ふたりきりの支部ミーティング。
とにかく、なぜ個々で予算が達成できないか、見込みはどうなのかと
いうことを突っ込まれる場だ。
これまでは、小声で、「大丈夫よ、そんな気にしないで」と気遣う発言
も多かった上司も、最近は全体のピリピリムードも手伝ってか、むっつり
した顔で、無言だったりする。
これまではトレーナー(育成層の指導を担当する、支社からのスタッフ)
に任せきりだった、私の昼間のスケジュールや行き先などを細かくチェック。
そして、最近PTAのことで朝から出かけっぱなしも続いていたので、
「そういう日、昼間の職場訪問できないの?」などとも言ってきた。
私がPTAやってることも、承知でここに呼んでくれたのではなかったの?
もちろん、給料分働いてないことを言われると何も言えないけど、
こっちがそのことを気にしていたら、
細かいこと言ったらこの仕事する人はいないって、自ら言ってたじゃん。
ていうかさ、私はとにかく1件取れれば大丈夫な立場だったはずだ。
でも結局こういう目に遭うんだな・・・

朝礼・ミーティング終了後、所長がみんなに「物資を援助するから」と
手土産にもならないものを配った。
こうして「所長持ち」で何かもらったあとは、必ず後で成果を問われる。
しかし、もらわないわけにもいかないのだ。


今日はご無沙汰だった職域に行こうと思っていたけど、もう、まじめに
どうこうする気にもなれず、親友Y子にアポを取った。
急だったけど、「大丈夫だよ、おいで」ということだったので、家族分の
設計書を適当に作り、それを口実にY子に会うことにした。

時間は昼近かったので、「どこかに食べに行こう」と言われ、久しぶり
のマッダームランチとなった。
Y子邸からほど近い、山の麓というシュチュエーションのイタリアン。
以前、夫と夜に来たことはあるが、ランチは初めて。
「この前雑誌に載ってたからかなー」とY子が言うくらい、駐車場が一杯
で最後の一台分のスペースに停められた。

「保険の話なら外の方がしやすいでしょ(笑)」とY子自らテラスの席を
選んだ。「いいよ、たっぷり保険の話しなさい」って。
いや・・・いいんだよ、これは口実なんだから。と言いながらも、なぜか
持参した設計書に手が伸びる私。どうしちゃったんだ?

今日の札幌は、テラスでランチするには肌寒い日だった。
朝は晴れていたのに、時々パラっと雨が降ってきたり。
その店は、麓を走る道路から少し下ったところにある。
店からの眺望は、茂った木々の隙間から街を眺めるといった程度で、
決して良いとは言えないが、森の中にいる気分になる。
椅子の冷たさが、座った瞬間お尻に伝わってきたが、慣れれば清々しい
森の中でのランチ。
朝の時点では「少し早かったかな」と思ったコーディロイのジャケットが
丁度良かった。

気分的にどうでも良くなって、その後Y子の家でも少々おしゃべり。
もちろん、仕事の話もするさ、そりゃ。
うちの主力商品の他社商品との違いとか、一応ね。
Y子の入ってる保険の証券も見せてもらった。
でもやっぱり、何やってんだ?って自分で自分がおかしい。
相手が違うよね、こういう話をする相手はやっぱり自分で探さなくちゃ。
いくら「イニシャル(知り合い)に売れない人は営業失格」って、朝礼で
言われたとしても。
食べる為にこの仕事をしてるなら別だが、そうじゃないんだから。

こんな感じで、せっかくのY子との時間も、心底楽しめなかった。
相手にも、「入れなくてごめんね」っていう気持ちにさせてしまう、こんな
訪問はもうしたくない。
中途半端なことしないで、サボる時はサボればいいんだよね。(笑)
って、正気に戻れなくなる、締め切り前の、営業ってシゴト。
くどいようだけど、私はノルマ達成してますが?

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