それは昼下がりのスーパーでのことだった。

今日は実家で母と昼食を食べて、その後私の車で買い物に行った。
行き先のスーパーは、母の行きつけの店でもあるけれど、夫の実家
に激しく近く、遭遇の危険は高かったんだけど・・・。

母は、隣の郵便局に用があったので、私だけ一足先に店内に入った
そのときに、声をかけられた。
給料日で行列になっているキャッシュディスペンサーに義母は並んでいた。
義母はその場を動けないので、私がその場にとどまり、会話を交わす。
「ちょっとうちに寄っていく暇ある?」
「あ、なにかありました?」
「あのねー、厚田(日本海の町)でおから買ってきて作ったから
あげたかったのよー」
「そうですか・・・実は今、母と一緒なんです。郵便局行ってるんですけど。
○○(娘)が帰って来てから、あとで二人で伺います」
「あら、そう。いいわよ〜待ってるわね〜」

別に悪いことしてるわけじゃないけど、やっぱり、母と一緒のときに
会うのは、なんとなく決まり悪かった。
(変ですかね・・・ちょっと後ろめたい・・・)

CD機の順番が回ってきて用が終ったあと、「私も郵便局に行くから」と
いう義母と別れた。

食品売り場でカートを押して歩いていると、母が、「会っちゃったね〜」と
苦笑しながら近付いてきた。
「お義母さん、買い物はこれからみたいねー」と、
心無し、買い物を急ぐふたり。(笑)

その後、店内での遭遇はなく、私達は無事買い物を終えた。


娘が帰ってきた後、立て続けに電話する用件があり、義母のところに
行くのが予定より遅くなった。
4時半・・・そろそろ夕食の準備だろうか?と焦って行ったら、
「お父さんが飲み会で夕食いらないから、のんびりしてたのよ」と
笑顔で迎えてくれた。
お絵かきが好きな娘には、新しいスケッチブックと、カラーペンのセットを
買っていてくれた。

台所を見ると、大量のキュウリが洗ってあった。
「あなたが来たら、からし漬け、一緒に漬けようと思って待ってたのよ」

キュウリのからし漬け・・・知ってますか?お砂糖と焼酎とカラシで漬ける
漬物です。おいしいですよね。
義母は、香川県から取り寄せたカラシを使っていて、以前にそのカラシを
たくさん頂き、作り方も教えてもらっていた。
でも、一度漬けたきり、あとは、同じくからし漬けを作る母に「使って〜」
とカラシを渡し、母の漬けたものを貰って帰るという、横着をしていた。
そんな私の横着ぶり、義母はとっくにお見通し。(笑)
「一緒に作ったら、あなたも作り方思い出すでしょ?」
スルドイ・・・(汗)

いや、うちの分と合わせて4キロのキュウリを買ってきてくれた義母に
まず感謝しなくちゃいけないですね。
感謝しながら、材料を計り、混ぜて漬けて、たっぷりそのまま持ち帰りです。
まじでみんな好きだから、うれしいな・・・と。

まー、いろんなおしゃべりをしながら楽しく過していると、義父が帰宅。
飲み会に行く前に車を置きに来て、タクシーで向かうということだった。
会場を聞くと、うちの近くだった。
当然、「お父さん、帰りに一緒にどうぞ」と言う、ヨメ。
(あー、ほんとは自分の実家にもう一度寄るつもりでいたのに・・・)

義父を送ったあとは、疲れてまっすぐ家に帰った。
おからや漬物のほかにも色々おみやげもらったし、まあ、「嫁&孫孝行」
したと思ってもらえたかな。
そう思ってもらうのが、私の親孝行です。(笑)

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先日のクサ〜イ日記に書いた「アイヌねぎ」、地元では圧倒的に
「ギョウジャニンニク」と呼ばれています。
「貴重品」だと思っていたら、スーパーでお手頃な値段で売ってました。(爆)
毎年律儀に実家宛てにたくさん送って下さる方がいて、それでしか
食べたことがなかったので、「貴重品」と思い込んでたみたい。(笑)
さっそく買って、醤油漬けにしたら、夫曰く、
「あいつの店の味とちょっと違う」とのこと。
だいたい、北海道に帰ってきてから(大人になってから)初めて出会った
ものだったので、まだまだ極められないけど、短い旬の間に、
ちょくちょく買って食べてみようと思ったのでした。

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