夫のヒゲにまつわる深くもないワケ
2003年4月12日1日中、選挙カーがうるさかった!
そりゃーラストスパートで力も入るだろうけど、今日という今日は
ほんとに切れましたわ。
今日と明日、夫は選挙関連のシステムのお守りの仕事。
車を連続で持っていかれるのが痛い。
休日なのに、私服じゃないところも痛い。(アイロンがけ、+2枚ってこと)
夕食は2日ともいらないっていうのはもうけ。
まあ、でも。とっくにラインの人間なのに、休日までご苦労さんです。
きのうの定時後、会社で新人歓迎会が行われたそうだ。
その際、新入社員(女子)から夫に質問があったという。
「素敵なヒゲですが、いつからはやされてるんですか?」と。
急なことでびっくりしつつも、夫は嘘いつわりなく、答えたという。
「10年前に、娘の安産を祈願して・・・」
出産を控えて実家に帰り、札幌の病院にかかった私だけど、「予定日」が
過ぎても、出産の兆候はまるで現れなかった。
言われたとおりに、なるべく歩いたり、家中の雑巾がけをしたり、
子供が下がって来るようにと、できることはいろいろやったんだけど、
病院に行くたびに、「まだだねー」。
そのうち、レントゲンを撮ったら、待っていても生まれてこないかも
ってことがわかった。
なんせ15キロ太った私も悪いが、子供がかなり大きく育っているのに、
骨盤が狭いこと、しかもちょっと、子どもの向きが微妙で、出づらいと。
それで、帝王切開ということに決まってしまった。
手術の日は、予定日より、10日後だった。
手術の前日の夜、仕事を終えた夫が横浜から最終便で駆けつけて来た。
2月だったので、吹雪いていたのを覚えている。
玄関で出迎えた私はギョっとした。「なにその顔・・・」
夫の顔一面に、むさくるしいヒゲが・・・!
(おでこまでは生えてません。念のため)
夫は、「無事生まれるまでの願掛けでこないだからはやしてるんだ」と言った。
真っ先に心配になったのは、会社でそれが大丈夫かってこと。
夫は「全然問題ないよ」と。当時はとにかく、マシンに向かって試験試験
だったからそんなヒゲでどうこうということはなかったのだろうけど。
夫は面長で、もともと「あにき!」いや、ワイルドな顔つきなので、ヒゲは
似合う方の顔なのだろうけど、見慣れない夫に、その時はただただ呆然だった。
しかし、無事に娘が生まれたというのに、なぜ生やしているんだ?
それが結局、そのヒゲ、意外に評判が良かったのだ。
特に私の父。
「おう!絶対そのほうがいい男だ。剃るな、剃るな。」(←命令)
それに、アトピーのこともある。
毎日ヒゲを剃るために、超弱い肌がどんどん傷んでるじゃないかって。
幸い、技術職だったこともあり、仕事上には支障もなく、いつしか頬から
顎にかけてと鼻の下のヒゲは、夫のトレードマークになっていった。
たまに「オヤジ狩り」の類いのニュースを耳すると、「若い人の近くは気を付けてね」
なんて言葉をかけたりもするが、「俺は絶対大丈夫」と。
まあね、身長もあるし、ちょっとコワモテというか、実際より強くは見えるかな。
娘は、ヒゲのはえたお父さんしか知らない。
娘の描く「お父さんの顔」は、昔から、鬼瓦ゴンゾウである。
たださあ、「奥さん、ヒゲ好きなんだ・・・ヒヒ」なんてことをどこかで
言われちゃいないかと。それだけが激しくイヤです。
そりゃーラストスパートで力も入るだろうけど、今日という今日は
ほんとに切れましたわ。
今日と明日、夫は選挙関連のシステムのお守りの仕事。
車を連続で持っていかれるのが痛い。
休日なのに、私服じゃないところも痛い。(アイロンがけ、+2枚ってこと)
夕食は2日ともいらないっていうのはもうけ。
まあ、でも。とっくにラインの人間なのに、休日までご苦労さんです。
きのうの定時後、会社で新人歓迎会が行われたそうだ。
その際、新入社員(女子)から夫に質問があったという。
「素敵なヒゲですが、いつからはやされてるんですか?」と。
急なことでびっくりしつつも、夫は嘘いつわりなく、答えたという。
「10年前に、娘の安産を祈願して・・・」
出産を控えて実家に帰り、札幌の病院にかかった私だけど、「予定日」が
過ぎても、出産の兆候はまるで現れなかった。
言われたとおりに、なるべく歩いたり、家中の雑巾がけをしたり、
子供が下がって来るようにと、できることはいろいろやったんだけど、
病院に行くたびに、「まだだねー」。
そのうち、レントゲンを撮ったら、待っていても生まれてこないかも
ってことがわかった。
なんせ15キロ太った私も悪いが、子供がかなり大きく育っているのに、
骨盤が狭いこと、しかもちょっと、子どもの向きが微妙で、出づらいと。
それで、帝王切開ということに決まってしまった。
手術の日は、予定日より、10日後だった。
手術の前日の夜、仕事を終えた夫が横浜から最終便で駆けつけて来た。
2月だったので、吹雪いていたのを覚えている。
玄関で出迎えた私はギョっとした。「なにその顔・・・」
夫の顔一面に、むさくるしいヒゲが・・・!
(おでこまでは生えてません。念のため)
夫は、「無事生まれるまでの願掛けでこないだからはやしてるんだ」と言った。
真っ先に心配になったのは、会社でそれが大丈夫かってこと。
夫は「全然問題ないよ」と。当時はとにかく、マシンに向かって試験試験
だったからそんなヒゲでどうこうということはなかったのだろうけど。
夫は面長で、もともと「あにき!」いや、ワイルドな顔つきなので、ヒゲは
似合う方の顔なのだろうけど、見慣れない夫に、その時はただただ呆然だった。
しかし、無事に娘が生まれたというのに、なぜ生やしているんだ?
それが結局、そのヒゲ、意外に評判が良かったのだ。
特に私の父。
「おう!絶対そのほうがいい男だ。剃るな、剃るな。」(←命令)
それに、アトピーのこともある。
毎日ヒゲを剃るために、超弱い肌がどんどん傷んでるじゃないかって。
幸い、技術職だったこともあり、仕事上には支障もなく、いつしか頬から
顎にかけてと鼻の下のヒゲは、夫のトレードマークになっていった。
たまに「オヤジ狩り」の類いのニュースを耳すると、「若い人の近くは気を付けてね」
なんて言葉をかけたりもするが、「俺は絶対大丈夫」と。
まあね、身長もあるし、ちょっとコワモテというか、実際より強くは見えるかな。
娘は、ヒゲのはえたお父さんしか知らない。
娘の描く「お父さんの顔」は、昔から、鬼瓦ゴンゾウである。
たださあ、「奥さん、ヒゲ好きなんだ・・・ヒヒ」なんてことをどこかで
言われちゃいないかと。それだけが激しくイヤです。
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