きのうレンタルしてきた、洋楽オムニバスCDの中に、
ギルバート・オサリバンの「TOMORROW TODAY」
という曲があった。

92年、この曲が使われたドラマに影響され、舞台となった信州まで旅行
したことがあった。
その車中のラジオでこの曲が流れ、美しい山々を見ながらひたすら感動
したことを覚えている。

ゴールデンウィークの始めの頃だったと思う。
雪の残った安曇野の山々は本当に、本当に美しかった。
ギルバート・オサリバンの高音が、この時の青い空と澄んだ空気を
思い出させてくれた。

久しぶりに都会を離れ、身も心も解き放たれた、そんな旅だった。
山のふもとの人々の営みに、北海道にはない、歴史や文化を感じ、
見るものすべてが新鮮だった。
北海道の自然もいいけれど、この時に見た自然は、いかにも日本的で、
その時の私は、ドラマの舞台というだけではない、強い憧れを感じた。

夫はこの曲とその旅行がそんなふうにリンクしていたことなど、全然
覚えていない様子だった。
ふたりきりで、行き当たりばったりで連泊した、最後の旅行だったのに。

でも、偶然でもこの曲の入ったCDを選んでくれてありがとう。
いろんなことを、忘れてしまう前に思い出せて良かった。


私を信州に呼び寄せたドラマとは。
「あの日の僕をさがして」主演:織田裕二 でした。
ビデオ化もされていない、幻の作品です。

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