永遠のおねーさん

2003年3月12日
夕方、再放送で、今井美樹の「ブランド」をたまに娘と見ている。
本放送のときも見てたものだけど、いつのドラマだったか思い出せないでいたら、娘がすぐパソコンで調べていた。
2000年の冬ドラだったのねー。

このドラマ、ある老舗ブランドを舞台にして、今井美樹扮する、35歳の
主人公の仕事や恋をテーマにした、甘めのドラマ。
ディオール全面協力だったので、ディオール好きの人にはたまらなかっただろうと思われる。

娘の場合、内容は関係なく、「綺麗な人」を見るのが好き。
今井美樹は、最近テレビでは見かけないので、娘には新鮮に映ったようで、今、松嶋菜々子が日本で一番キレイだと思っている娘から見ても、相当キレイらしいのだ。
たしかにね、タイプは違うけど、美しいことに変わりはない。
私も見ながら、「脚ほっそーい」とか「首ほっそーい」とか、「あんなの着たい」とか、娘相手にしゃべくりまくってる。

でも・・・。
「今井美樹ってさー、お母さんとだいたい歳同じなんだよ。おばさんじゃん?」と娘に言ってみた。(ご本人及びファンの方、ごめんなさい)
「えー、全然見えない。うそでしょーー」と娘。
「これは35歳だけどね、今はお母さんとおんなじ、おばさんなの」
すると娘は、「お母さんは、おばさんじゃないよ、おネーさんだよ」
「ほんと?まじで?」
「うん。ほんとほんと」
まあ、娘ですから。これくらいは言ってくれないとね。(笑)


先週、マイケル・ジャクソンの番組の前に、ユーミンのインタビュー番組を
見た。
ユーミンも若い!あれで54年生まれだなんて。
まさに永遠のおねーさんだ。
番組中、彼女ならではの名言が色々聞けたけど、
「実年齢は関係ないと思ってるけど、『早死にした』っていうほどの年でもなくなったし・・・」というようなことを言っていた。
それから、夫・松任谷氏との対談でも、「限界」という言葉を使っていた。
唄でも何でも、それは体の器官を通って出てくるものだ、と。
彼女なりに、実年齢と戦っているのかしら。


自分の場合もあちこちに実年齢の証しが刻まれつつある。
化粧惑星のCMでもないが、確実に「スガオ ガッカーリ」である。

もしも今、メイクやカラーリングのできない世界に放り込まれたら?
たとえば、入院生活とか、服役(笑)とか。
どっちにしても(後者は特に)、面会はお断りしたいかな。

でも、こんな「今」でも、「あの頃はまだ若かった」と思う日が、この先
確実に来る。その後もその繰り返しだろう。
だから、若さに執着することには、あまり意味がないんだよね。


とは言っても、今の人って、みんな若いですよねー。
実年齢より老けて見える人を捜すほうが大変なような気がする。
(ちょっと言い過ぎ?)
特に30代〜40代の女性は、みんな「オバケ」です。(笑)
でもこれっていいよね。
若い人に、「40なんかになったら人生終わり」なんて言わせたくないわ。
「年齢不詳」路線はちょっとパスだけど、やっぱり、実年齢には、
ずっと後から着いてきてほしいなぁ。
(これって執着かな、やっぱ)


ドラマ「ブランド」、今日の回で、今井美樹と10歳年下の男、市川染五郎
がベッドインするシーンが最後にあった。
娘は「ギャハハハ!」と笑っていたけど、母はやっぱり恥ずかしかった。

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