行ってきました、発泡酒のCM撮影。
集合は朝9時半。
近所組の私達は9時15分にうちのマンション前で待ち合わせ。
今日は私が5分待たされた。

国道に出ると、最寄の地下鉄駅からドームに向かう人の波が見える。
遠目ではやはり若い人が多い。
男女の比率はほぼ同じかな。

受付後、振分けられたグループごとに控え室に詰め込まれ、
まず肌チェック(笑)もとい、衣装チェック。
前もって、上は白、下は自由と言われていた。
白でも柄が入った物はNGだったらしく、その場で製作会社が用意した
Tシャツなどに着替えさせられている人もいた。
私は白T柄ありだったけど、上に白無地のベストを着ていったのでOK。
主婦友たちも、脱いだり借りっこしたりで全員OKをもらう。

その後、かなり控え室で待たされた。
広い控え室だったけど、自分の周りに隙間なく人がいるのってツライ。

そして、やっとドームのアリーナに移動が始まった。
やっぱり撮影はアリーナでだった。
天然芝ではなく(当たり前)野球グラウンドの外野の人工芝の上。
絵コンテで見た巨大な「星マーク」が芝の上にテープでメバられていた。
そこでまた延々と待たされる。
私も含めた半袖組は、それから寒さとの戦いが続くのだった。

控え室で、スタッフが、「皆さんが指示どおり動いて下さったら、休憩
無しで続けて本番を撮り、お弁当は持ち帰りで早く帰ってもらえるかも
しれません。」というようなことを言っていた。
要するに、「あなたたち次第ですよ」ってこと。
でも実際は、全然指示が来ない。

指示といえば、「並んでください、数確認したいんで」
で、並んで、小さい前習えとかさせられて、そんでまた座らされて、また放置。
いかにもギョーカイな人々が、顔を突き合わせて相談しているだけ。
おとなしいエキストラの面々は、文句も言わずにじっと待つ。
しかし、こんなに待たされて、しわ寄せはこっちに来るのだ。
いきなり方針が決まったかと思うと、「移動は走ってお願いします」って
走らせる、走らせる。

なんとか、星マークの中にバランスよく人が配置されたところで、やっと
監督が登場。
といっても、首が痛くなるくらい見上げなければならないような、
とっても高い所にいるので、顔もわからない。
カメラはその監督の横。高い!首が痛いぞ!!

「ここに集まった千五百人の皆さんにゴスペラを歌ってもらいます。」
ここで初めて、集まったのは千五百人と知る。二千人は無理だったよう。

そして流れてきた曲は、CM用に編集された「Oh!HappyDay」
あれですね、ウーピーゴールドバーグが映画で歌っていた・・・。
このCMには、一人リードボーカル(主役)がいるので、彼の後を追った
コーラス部分をエキストラが担当する。

しっかし。キツイわ。
たった15秒間だけノリノリでって言われても。
ノレるシュチュエーションでは全然ないんだもん。
それでも何度かやるうちに、群集ゴスペラは盛り上がって行く。
しかし、自分がその中にいるっていうのが、ヤッパリ恥ずかしい〜〜〜
そういう気持ちをすぐに捨てられた人の勝ちですね、ああいう場は。

中には、飛び跳ねたり、目立つことをした人もいたらしいが、すぐに監督から
「それ、ちょっと違うんでやめてください。」と言われる。

リードボーカルくんは、知らないうちに星の中央にいたらしい。
私達は、カメラから一番手前の位置にいたので、中央部のことはわからなかった。
その役が誰なのかは知らされていなかったので、私達は「日高吾郎じゃない?」などと冗談で言っていた。(ローカルネタです)
終了後見たところ、若い長身の男の子だった。まじで誰なんだろう?

一番演出されるのはそのボーカルくんの周りで、監督がモニターを見ながら
細かいチェックを入れている。
多分、その周りには映りの良さそうな人たちが配置されたのだろうけど、
それでも「ちょっとあなたチェンジ」などと、何度も入れ替えがあった。
「○○くん(ボーカル君)の前にいる女性、最初から笑顔ちょうだい!」
など監督が言うたび、「ふーん、映るのね」なんて僻んでみたり。
どうせ、私達たちは「粒」よ。
でも、粒は粒なりに精一杯やらせて頂きますわ。

15秒と60秒、ハンドクラップバージョンとそうでないバージョン、
何パターンかやらされて、「はい、終了です」
「上から見てるとまさに感動です!」だそうでした。
時計は午後1時をまわっていた。それでも予定よりはずいぶんと早かった。
でも長かった〜〜。


さて、この後はお弁当とおみやげ(その発泡酒とお茶)をもらって解散。
控え室でそのまま残って食べても良いということだった。
お弁当は持ち帰りで早く帰りたい人の方が多いんじゃないかと思ったけど、
意外と残って食べる人が多かった。
私達もそう。
「持って帰ってもどうせ子供達に取られるし」
「早く帰っても使われるだけだし」

「子供が待ってるから早く帰らなきゃ」って人は一人もナシ。
まじでお腹がぺこぺこで、一刻も早く「ロケ弁」(←朝から言い続けていた)
を食べたいという思いで頭は一杯だった。

お弁当にたどり着くまでの道のりも長かったけど、省略。
とにかく、多くの人々が、控え室のカーペットの床に思い思いに陣取り、
お弁当にがっついていた。

「撮影のあとのロケ弁」は、じつに美味しかった。

となりのグループの男性が、「この光景って、『欽ちゃんの仮装大賞』の
出演者控え室みたいだな」だって。出たことあるのかな〜?


そんなこんなでなんとかかんとか。
初エキストラ体験は終りました。
楽しかったか?と問われれば、それは、まあ。
暇と体力があってこそだなーとつくづく思った。

こんな形でそのプロモーションの一端に関わった新発泡酒。
どうかたくさん売れますようにと祈らずにはいられない。
発売は4月。名前は「冷醸」。
北海道の皆さん、どうぞよろしく。(笑)

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